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2015 07,13 09:50 |
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【d013】 多成分介入ランダム化比較試験による軽度アルツハイマー病患者のリハビリの成果への無意識の影響 ☆ ☆
「Effect of unawareness on rehabilitation outcome in a randomised controlled trial of multicomponent intervention for patients with mild Alzheimer's disease 」 Bernardino Fernández-Calvo, Israel Contador, Francisco Ramos, ほか Neuropsychological Rehabilitation Vol 25 Issue 3, 2015, p448-477 61例の軽度アルツハイマー患者にマルチ介入プログラムを16週48セッション実施し、症状の自覚/無自覚が認知・行動等の変化に影響するか調査した研究。結果、自覚のある軽度アルツハイマー患者ではマルチ介入プログラムによる効果は全般に見られたが、無自覚であると効果は感情・行動などの非認知症状のみにとどまった、とのことです。 マルチ介入プログラムとは多様な認知課題や日常生活トレーニング・レクリエーション活動を組み合わせたものです。自覚がないと認知面には変化が見られず、自覚があると認知面含む全般に改善が見られたとのことで、やはり自覚の有無の影響は大きいと言わざるを得ません。自覚がなくても感情・行動などの非認知面が変化したのは、そもそも感情・行動はレクリエーションなどの環境により変化しうるもので、そこに自覚の有無はあまり関与していないためという可能性が考えられます。逆に言えば自覚のない症例でも、感情・行動などの非認知面なら変化しうるということが言えるでしょう。また、自覚/無自覚といってもかなり強く自覚しているケースから、言われればそうかな?ぐらいのケースまでかなり幅があると考えられます。このあたりの自覚の程度と変化の程度との相関はもっと知りたいところです。 【d014】「アルツハイマー病(Alzheimer's disease:AD)とレビー小体型認知症(Dementia with Lewy bodies:DLB)における取込型closing-in現象 :最初期のDLBとADの分離における感受性と特異性の検討 」 ☆ 中島 翔子、阿部 浩之、佐藤 卓也、ほか 神経心理学 30卷2号、2014、p150-157 PR |
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2015 06,22 09:25 |
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【d010】前頭側頭型認知症における抑うつ症状の有病率 ☆
「The Prevalence of Depressive Symptoms in Frontotemporal Dementia: A Meta-Analysis」 Chakrabarty T, Sepehry AA, Jacova C, ほか Dement Geriatr Cogn Disord Vol.39, No.5-6, 2015, p257-271 【d011】「前頭側頭型認知症(Frontotemporal degeneration:FTD)の構成課題における障害の検討」 ☆ 小林 知世、剣持 龍介、佐藤 卓也 ほか 神経心理学 31卷1号、2015、p47-55 【d012】「アルツハイマー病患者の単語再生課題における有関連および無関連虚再生の検討:Frontal Assessment Battery(FAB)の成績との関係」 ☆ 松川 悠、内山 千里、佐藤 卓也 ほか 神経心理学 30卷3号、2014、p224-232 |
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2015 06,08 19:16 |
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【d007】パーキンソン病における軽度認知障害と基準データの差異によるマチス認知症評価スケールの臨床的妥当性 ☆
「Clinical Validity of the Mattis Dementia Rating Scale in Differentiating Mild Cognitive Impairment in Parkinson's Disease and Normative Data」 Bezdicek O, Michalec J, Nikolai T, ほか Dementia and Geriatric cognitive disorder Vol 39, No.5-6, 2015, p303-311 【d008】 高齢者の前頭側頭型認知症の普及における診断基準の効果 ☆ 「Effect of diagnostic criteria on prevalence of frontotemporal dementia in the elderly」 Thorsteinn B. Gislason, Svante Östling, Anne Börjesson-Hanson ほか Alzheimer's and Dementia Vol 11 Issue 4, 2015, p425-433 【d009】「多様な課題が含まれる「宿題帳」を継続することで農村地域住民の語の流暢性が向上した ─ 自治体主催の介護予防事業の有用性と評価法の検討」☆ 伊関 千書、ほか 日本認知症学会誌 27卷1号、2013、p62-69 40歳以上の農村地域住民26名に計9回の講義・軽体操・レクレーション・座談会等と、民話や童話の音読・簡単な計算・日記・ぬり絵や簡単な図画作成課題などの宿題帳(対象26名中16名)を介護予防事業として実施、認知機能低下やうつ気分を予防しうるか検討した調査の報告。介護予防事業に不参加の66名にも遂行機能障害やうつ気分を評価する自記式質問票を実施しています。結果、7か月間で参加者・不参加者とも遂行機能障害やうつ気分に変化はみられなかったそうですが、宿題帳を行った群では語の流暢性課題のカテゴリー課題にアップがみられたとのことでした。 著者らも述べていますが、40歳以上という年齢設定はどうみても適切ではなかったと思います。これでは差が出なくても仕方ありません。介護予防イベントも月1回程度ではちょっと間が空きすぎのように思われます。認知機能の評価に自記式質問票に遂行機能障害やうつ気分を反映する質問を選択していますが、これらはMMSEでも主な対象としてしない機能であり認知機能障害の検出力という点で疑問があります。宿題帳ではやや効果があったとのことですので、もう少し内容や方法を吟味して、検出課題を記憶や構成を中心としたものにしたり、日常生活行動のチェック表の形式にすればかなり違った結果になってくるのではないでしょうか。 |
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2015 05,23 11:53 |
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【d004】身体活動とよりよい服薬コンプライアンスは、高齢者のMMSEスコアを改善する☆
Physical Activity and Better Medication Compliance Improve Mini-Mental State Examination Scores in the Elderly Guimarães F.C.a、Amorim P.R、Reis F.F.a、ほか Dementia and Geriatric cognitive disorder Vol.39, 2015, p25-31 【d005】「記憶の城」:アルツハイマー病における自伝的記憶のための認知トレーニングプログラムからの新しい洞察 ☆☆ “The Castle of Remembrance”: New insights from a cognitive training programme for autobiographical memory in Alzheimer's disease Jennifer Lalanne, Thierry Gallarda and Pascale Piolino Neuropsychological Rehabilitation Vol.25, Issue 2, 2015, p254-282 【d006】遅くなく速い。健忘傾向の軽度認知障害患者の既知感の保持☆ Fast, but not slow, familiarity is preserved in patients with amnestic mild cognitive impairment Gabriel Besson, Mathieu Ceccaldi, Eve Tramoni, ほか Cortex Vol.65, April, 2015, p36-49 健忘傾向のある軽度認知障害患者19例と健常群22名にエピソードのYes-No再認課題を行い、エピソード記憶のうちの詳細情報と既知感のどちらが保持されるかを調べた研究。結果、健忘軽度認知障害患者はエピソードの詳細は覚えていないものの既知感は保持されており反応時間も速かったとのことでした。著者らは既知感が保たれているのは既知感が潜在記憶と顕在記憶の境界の存在だからではないか、と結んでいます。 エピソードの記憶は「いつ」「どこで」などのエピソードの詳細情報(recollection)の部分と、経験したことがあるか否かという既知感(familiarity)の部分から構成されるとされており、高齢者では詳細情報は忘れても既知感は保たれることが近年わかってきました。これはそれを認知障害例で調査した研究です。やはり同傾向だったということで、予測通りの結果というべきでしょう。反応時間が健常群より速かったそうで、著者らは健常群には難しすぎたためではないかとしていますが、となると課題の難易度設定に検討の余地がありそうです。それはともかくとして、エピソード記憶の詳細情報が既知感と全く別に保持されているとすると、既知感を強化しても詳細情報に影響しうるのかどうか、さらに他の記憶や認知機能、日常行動にもどう影響するか、このあたりは全く未知数です。とりあえず研究が進むのを待つしかありません。 |
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2015 05,09 13:02 |
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【d001】 アルツハイマー病患者の日単位の認知と行動の変化:アルツハイマー病日単位認知行動スケールを使用しての3年間の評価☆
「Changes in daily cognition and behavior of Alzheimer’s patients over time: A three-year evaluation using a daily cognition and behavior for Alzheimer’s disease scale」 Chieko Suzuki, Yoshie Yokote, Toru Takahashi Dementia, Vol 14 Issue 1 January, 2015, p126-135 アルツハイマー日常認知行動スケールが専門職でない介護者でも使えるか、111例のアルツハイマー患者の介護者に3年間毎日スケールを実施してもらい、他の二つの認知スケールと比較したという研究。結果、専門職でない介護者が実施したスケール点数は、プロ用の他の二つのスケールと同様の減少パターンを示したことから、このスケールは専門職でない介護者が実施しても問題ないであろう、という結論です。 認知症の評価スケールはMMSEからADASまで色々なものがありますが、こうしたものは短くすると感度が弱くなり、長くすると正確ではあるが使いにくいという宿命のような特徴を持っています。介護者でも実施できるほど簡便というのは確かに魅力的です。ただこの研究では既にアルツハイマーと診断された症例を対象としていますので、境界例や予備群とといわれる方たちに用いた場合も同じような結果が出るかどうかはわかりません。加えていえばMMSEなどはもともと認知症か否かをスクリーニングするためのもので、重症度やその後の進行具合を診るためのものではないはずですから、この評価スケールとはそもそも意図が異なっています。そこを押さえた上で検討を重ねていくことが大切でしょう。 【d002】「4-Item Memory Questionnaire(4MQ):アルツハイマー病患者家族への問診を半構造化した日常記憶障害の簡易評価尺度の作成」☆ 川瀬 量子, 加藤 梓, 佐藤 卓也, ほか 総合リハビリテーション 43巻 2号、2015、p147-152 【am003】 初期進行性失語および発語失行症の精神症状☆☆ 「Neuropsychiatric Symptoms in Primary Progressive Aphasia and Apraxia of Speech」 Singh T.D.a, Duffy J.R.a, Strand E.A.a, ほか Dementia and Geriatric cognitive disorder, Vol.39 Issue 2, 2015, p228-238 |
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2015 04,11 22:46 |
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【d000-1】「老健における認知症短期集中リハビリテーション:脳活性化リハビリテーション5原則に基づく介入効果」
関根麻子、永塩 杏奈、高橋久美子、ほか 日本認知症学会誌、27巻3号、2013、p360-366 http://dementia.umin.jp/27-3-360-366.pdf MMSE等で5〜25点と認知機能低下がみられる老健入所者122名に、週3回20分以上の脳活性化リハ5原則に基づいた個別リハを3ヶ月実施したところ、約1/3から半数のケースでなんらかの改善がみられたとの報告。認知機能(MMSE等平均1.5点アップ)の改善だけでなく、抑うつや意欲低下、BPSDの軽減効果もみられたとのこと。脳活性化5原則とは著者らが2010年に提唱した認知症者が前向きに生きることを目指すリハビリ方法で、プログラムは特別なものではなく、快(笑顔)・会話・褒める・役割・成功体験の5つを入れつつリハビリを実施することが特徴とされています。 これまで認知症の認知リハビリについては個別・グループ含め様々な試みがされていますが、総合するとこの課題が良い、といったものは特になく、個別・グループに関わらず対人の中での楽しいやりとりをすることによって、認知機能が若干なりとも上がったり、笑顔が増えたり、積極的になったりすることがある、ということがわかってきています。楽しいやりとりをシステム化するための方法としては、フランス発のユマニチュードとか、くもんの学習療法などが体系的でツールとしても優れていますが、これもそのひとつといえるでしょう。ただし比較対象が設定されていないので、他法と効果に違いがあるのか、この方法はどの点が優れているのか、といった疑問には答えられていません。どの程度5原則を入れることができたか、セラピストによって差が生じていないか、という疑問も残ります。学習療法のように誰にでもできるようなシステム化ができると使いやすくなるでしょう。 【d000-2】マルチ刺激グループ療法によるアルツハイマー病の脳機能変化の促進 「Multistimulation Group Therapy in Alzheimer’s Disease Promotes Changes in Brain Functioning」 Francesca Baglio, Ludovica Griffanti, Francesca Lea Saibene, ほか Neurorehabil Neural Repair Vol 29 January, 2015, p13-24 http://nnr.sagepub.com/content/29/1/13.abstract 【d000-3】 ミニ・アデンブルック認知検査:新しい認知症評価ツール 「The Mini-Addenbrooke's Cognitive Examination: A New Assessment Tool for Dementia」 Hsieh H, McGrory S, Leslie F, ほか Dementia Geriatric Cognitive Disorders Vol 39, 2015, p1-11 http://www.karger.com/Article/Abstract/366040 |
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