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2016 04,25 06:22 |
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【d028】非流暢性失語症との比較における進行性意味性失語症の行動評価 ☆
「Behavioral Evolution of Progressive Semantic Aphasia in Comparison with Nonfluent Aphasia」 Gómez-Tortosa E, Rigual R, Prieto-Jurczynska C. ほか Departments of Neurology and Epidemiology and Biostatistics, Fundación Jiménez Díaz, Spain Dement Geriatr Cogn Disord Vol. 41 No.1-2, 2016, p1-8 進行性意味性失語41名と非流暢性失語39名について、発症から1〜3年と5〜13年の行動面の症状を比較した研究。結果、進行性意味性失語の方が頻繁に錯乱がみられ抗精神薬の必要性が高く、妄想/幻覚と関連していたとのこと。一方非流暢性失語ではうつ症状が多く、抗うつ薬を要したそうです。グループごとに異なる治療とケアサポートが必要だろうと著者らは結んでいます。 これら認知症に伴って生じる精神行動症状は、適切な薬剤投与やケアによってある程度コントロールが可能です。 非流暢性失語では寡黙になり意思を表示しにくくなるので、ストレスが溜まりうつになりやすいかもしれません。 これらの症状が二次的なものなのかどうかはぜひ知りたいところです。 PR |
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