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2015 07,27 06:48 |
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【ht005】 外傷性脳損傷後の感情認識のトレーニングの無作為化比較試験 ☆ ☆
「A Randomized Controlled Trial of Emotion Recognition Training After Traumatic Brain Injury」 Neumann Dawn, Babbage Duncan R, Zupan Barbra ほか Journal of Head Trauma Rehabilitation Vol 30 Issue 3, 2015, pE12–E23 受傷後平均10年、203名の中〜重度の外傷性脳損傷者を3群に分け、1群はコントロール、残り2群には2名の成人の表情認知か、感情的な物語のテスト課題を9時間させ、共感、攻撃性を評価、3ヶ月、6ヶ月後の経過を追ったとのこと。 結果、表情認知はコントロール群に比べて成績はアップしたが、物語のテストは変化がなく、6ヶ月後も同様だったとのこと。今後は感情認識トレーニングと行動との関連を検討したいのことでした。 いわゆる劣位半球症状のトレーニング報告です。この種の報告は非常に少ないので貴重です。劣位半球症状には裏の意味がわからないとか、ユーモアが理解できないとか、感情が読み取れなくなる、などいろいろありますが、今回の報告は感情に絞ったものです。 ともかくも受傷後平均10年も経っていて成績アップがみられたというのは驚きです。ストーリー課題は表情に比べ複雑で、知的能力なども必要ですから変化が見られなかったのではないでしょうか。 著者らも述べている通り、この成績アップが日常生活行動にどのように影響したか知りたいところです。介護者に行動変化を訊いてみるのも良いと思います。続報が待たれます。 PR |
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