2024 11,23 14:45 |
|
2015 08,24 07:28 |
|
【f012】市販のビデオゲームによる低コストの認知リハビリテーションは、多発性硬化症における持続的注意と遂行機能を改善した ☆ ☆
「A Low-Cost Cognitive Rehabilitation With a Commercial Video Game Improves Sustained Attention and Executive Functions in Multiple Sclerosis: A Pilot Study 」 Laura De Giglio, Francesca De Luca, Luca Prosperini ほか Neurorehabilitation Neural Repair Vol 29, 2015, p453-461 52名のMS患者と17名のコントロール群に家庭で8週間の任天堂の脳トレゲームを行わせ、注意・処理速度・ワーキングメモリの変化を測定した研究。 結果、Stroop TestやSymbol Digit Modalities Testは有意な改善がみられ、PASATやQOL尺度でも有意ではなかったが改善がみられたとのことです。 日本でもひところ大はやりした脳トレゲームを利用した自宅トレーニング法です。これらは基本的に注意トレーニングを中心に構成されていますので、きちんと実施してもらえば、馬鹿にしたものでない、ある程度の効果はあると考えられます。 ただ対面で人が実施するのと比べると、やりやすいように大きさや操作などの工夫ができないとか、適切なタイミングで励ましたりできないとか、開始に向かって誘導できないとか、いろいろ使いにくいところがあるわけですが、それさえ問題視しなければ充分使える方法と思います。手間がかからない上に低コストはとても魅力的です。 PR |
|
忍者ブログ [PR] |