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2015 12,14 11:09 |
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【d019】認知症患者の急性期老年精神科での入院治療は、精神神経症状を改善させるが、機能低下を招く ☆
「Acute Psychogeriatric Inpatient Treatment Improves Neuropsychiatric Symptoms but Impairs the Level of Functioning in Patients with Dementia」 Alanen H, Pitkänen A, Suontaka-Jamalainen K, ほか Neuropsychiatry and Geriatric Psychiatry, Administration Centre, Tampere University Hospital, Tampere University Hospital, Finland ほか Dement Geriatr Cogn Disord Vol 40, No 5-6, 2015, p290-296 行動障害を持ち急性期老年精神科入院中の認知症患者89名に、入院前後でNPI・MMSE・バーテルインデックス・ADCSADLを測定、入院の影響を調査したという研究。 結果、平均44日間の入院中に、精神神経症状のみ大幅に改善がみられたが、NPIは34.6点から19.5点に、ADLは32.2点から21.7点に低下したとのこと。 抗精神病薬・抗不安薬の用量とMMSEには変化はなかったそうです。これらから精神神経症状の薬物治療を行う際に、入院治療は薦められないと著者らは結んでいます。 確かに認知症の方では、入院時が最も元気で、入院が長引くと徐々に元気がなくなっていったり、反応が悪くなったりということが少なからずあります。 ただし同じ入院生活でも、運動や認知のリハビリを行ったり、食堂で三食を食べたり、集団で歌を歌ったりなどの活動をしている場合と、ベッドで日がな寝ている場合とでは結果が随分違うことが予測されます。 何もしないただの入院であればこのような低下は必然と言えるでしょう。活動的な入院をした場合との比較が望まれます。 PR |
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