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2015 09,14 05:36 |
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【am009】Googleカレンダー:重度記憶障害者による単一実験デザインスタディ ☆ ☆
「Google Calendar: A single case experimental design study of a man with severe memory problemsm」 Victoria N. Baldwin and Theresa Powell Neuropsychological Rehabilitation Vol 25 Issue 4, 2015, p617-636 重度記憶障害と遂行機能障害を伴う外傷性脳損傷の43歳男性に記憶補助として携帯電話のGoogleカレンダーの使用を試みたという報告。 6週間のベースライン期の後、6週間使用し、改善度合いを評価したところ、3ターゲットを使った記憶課題・主観的尺度ともに改善がみられたとのこと。 著者らはGoogleカレンダーの有効性を強調するとともに、症例が他の記憶補助手段にはとても消極的であったことから、個人のライフスタイルや信念に合う記憶補助手段の選択が重要としています。 これまでにも記憶補助手段として携帯電話のスケジュール機能を利用したという報告は複数ありましたが、今回はより具体的にGoogleカレンダーを用いたという報告です。 この種のものはどれが優れているかということよりも、どういうものに慣れていてその人が使いやすいか、ではないかと思います。 症例は43歳と若くIT機器にも馴染みがある世代と考えられ、それゆえGoogleカレンダーが用いやすかったのでしょう。 判に押したように従来機器を推奨することなく、世代に合わせた対応は確かに必要です。 ただ今後IT機器は全世代に普及していくと考えられますので、記憶補助手段はより高機能で利便性の高いものの導入が容易になっていくことでしょう。 PR |
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