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2015 07,13 09:51 |
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【am007】 脳卒中後の視空間無視と運動覚障害の関係 ☆
「Relationship Between Visuospatial Neglect and Kinesthetic Deficits After Stroke 」 Jennifer A. Semrau, Jeffery C. Wang, Troy M. Herter, ほか Neurorehabilitation and Neural Repair Vol 29 May, 2015, p318-328 脳卒中後の158例について視空間無視と四肢の運動覚障害の関連をBIT行動性無視検査等を用いて調べた研究。結果、視空間無視がある例では100%運動覚障害がみられたが、無視がない例になると運動覚障害は59%で、運動覚障害は必ずしも視空間無視を裏付けないが、視空間無視は運動覚障害を伴いやすいとのこと。著者らは運動覚障害の評価と治療の重要性を示唆しています。 この場合の運動覚の検出は健側で取らせた肢位を患側で模倣させる、という方法を採っています。これができない場合に運動覚障害と判定されていますが、これだと半側身体失認があっても同じようにできなくなると考えられます。また課題を閉眼で行っていないので視覚的な無視の影響や関節覚などの深部知覚も関連しうると考えられますので、それらを考慮するとこれだけでは必ずしも視空間無視は運動覚障害を伴いやすいとは言い切れないと思われます。ここはさらなる詳細な検討が望まれます。とはいえ100%という数字は無視できません。私たちはつい視空間のみに注目してしまいがちですが、無視に伴う問題はそれだけではないということはしっかりと押さえておくべきでしょう。むしろ無視が視空間のみに起こることはまれと考える方が現実的かもしれません。 PR |
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