2025 04,04 12:26 |
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2015 05,11 12:53 |
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【a001】慢性脳卒中患者における失語症の重大度:腹側・背側言語経路の複合切断☆☆☆
「Aphasia Severity in Chronic Stroke Patients: A Combined Disconnection in the Dorsal and Ventral Language Pathways」 Charlotte Rosso, Patricia Vargas, Romain Valabregue, ほか Neurorehabilitation Neural Repair, Vol.29 Issue 2 March/April, 2015, p287-295 23例の慢性期失語症患者の脳損傷部位をVoxel-based法拡散テンソル画像などの構造イメージング法で分析し、ボストン失語症検査で得られた失語症重症度と比較検討した研究。結果、背側路と腹側路の交点である下前頭後頭束の損傷の有無が、病巣の体積よりも失語症の重症度に重要であることを発見した、というものです。 拡散テンソル画像というのは特殊なMRIの取り方により、脳内の線維連絡を画像化したもの。Voxel-based法はその解析法のひとつです。これにより脳内白質ネットワークの損傷を発見できるようになりました。思考や言語機能は脳内の特定の部位と言うよりは、脳内の神経ネットワークで情報を分析したり処理したりして進めているのではないか、という考え方に今はシフトしてきています。その検証を可能にしたのがこの拡散テンソル画像という方法です。これまで概ね損傷の大きさが失語症重症度に大きく関与すると考えられてきましたが、これはそれを覆す研究。もう少し症例数を集めたいところです。今後が非常に期待されます。 【a002】「失語症者のオノマトペ使用に関して」☆ 橋本 幸成, 村尾 治彦, 馬場 良二, ほか 言語聴覚研究 11巻 4号、2014、p329–338 PR |
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2015 04,11 22:40 |
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【a000-1】コンピュータ化した改訂トークンテスト(CRTT)の信頼性と妥当性:失語症と健常者での聴理解と読解バージョンの比較
「Reliability and validity of the Computerized Revised Token Test (CRTT): Comparison of reading and listening versions in persons with and without aphasia」 Malcolm R. McNeil, Sheila R. Pratt, Neil Szuminsky, ほか Journal of Speech, Language, and Hearing Research, January 7, 2015. コンピュータで改訂トークンテスト(McNeil & Prescott, 1978)を、1)文、2)自分で操作し1単語ずつ表示させる文、3)自分で操作し1単語ずつ置き換えて表示させる文、の3条件で読解、そして通常の聴覚的理解を実施、30例の失語症者と健常者の差異を調査した、という研究。結果、聴覚的理解と読解に差はみられたものの、読解の3バージョンには健常者も失語症者も成績の差はなく、3バージョンの読解は同じ言語処理システムを使っているのであろう、という結論です。 発想は面白かったと思いますが、特に差はなかったとのことで残念な結果でした。ここで差が出れば新たな練習法の提案ができた筈ですが、目論見は当たりまでんでした。結局、読解は1単語ずつ見ながら情報処理しているので、文で一気に見せられても、1単語ずつ見てもやってることは同じで差はないのだと思います。自分で操作するのがミソですが重要な要素ではありませんでした。視覚的即時記憶に問題があるケースであれば差が出たと思いますが、ケースとしてはまれですから、わざわざこれを導入する意味は薄そうです。 【a000-2】 失語症者における単語ストループ課題中の意図的あるいは反応的抑制 「Intentional and reactive inhibition during spoken-word Stroop task performance in people with aphasia 」 Rebecca Hunting Pompon, Malcolm R. McNeil, Kristie A. ほか Journal of Speech, Language, and Hearing Research, Just Accepted, released February 11, 2015. 【a000-3】ブローカ失語における動詞喚語と文産生のための単語セラピーと文セラピーの比較 「Comparison of single-word therapy versus sentence therapy for verb retrieval and sentence production in Broca’s aphasia 」 Toru Takizawa, Natsumi Nishida, Akito Ikemoto, ほか Aphasiology Vol 29, Issue 2, 2015, p169-194 【a000-4】意識の評価に関する失語症の影響ー横断的研究 「Impact of Aphasia on Consciousness Assessment: A Cross-Sectional Study」 Caroline Schnakers, Helene Bessou, Ilona Rubi-Fessen, ほか Neurorehabil Neural Repair Vol 29, January 2015, p41-47 http://nnr.sagepub.com/content/29/1/41.abstract |
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