2025 04,04 05:42 |
|
2015 05,11 12:53 |
|
【a001】慢性脳卒中患者における失語症の重大度:腹側・背側言語経路の複合切断☆☆☆
「Aphasia Severity in Chronic Stroke Patients: A Combined Disconnection in the Dorsal and Ventral Language Pathways」 Charlotte Rosso, Patricia Vargas, Romain Valabregue, ほか Neurorehabilitation Neural Repair, Vol.29 Issue 2 March/April, 2015, p287-295 23例の慢性期失語症患者の脳損傷部位をVoxel-based法拡散テンソル画像などの構造イメージング法で分析し、ボストン失語症検査で得られた失語症重症度と比較検討した研究。結果、背側路と腹側路の交点である下前頭後頭束の損傷の有無が、病巣の体積よりも失語症の重症度に重要であることを発見した、というものです。 拡散テンソル画像というのは特殊なMRIの取り方により、脳内の線維連絡を画像化したもの。Voxel-based法はその解析法のひとつです。これにより脳内白質ネットワークの損傷を発見できるようになりました。思考や言語機能は脳内の特定の部位と言うよりは、脳内の神経ネットワークで情報を分析したり処理したりして進めているのではないか、という考え方に今はシフトしてきています。その検証を可能にしたのがこの拡散テンソル画像という方法です。これまで概ね損傷の大きさが失語症重症度に大きく関与すると考えられてきましたが、これはそれを覆す研究。もう少し症例数を集めたいところです。今後が非常に期待されます。 【a002】「失語症者のオノマトペ使用に関して」☆ 橋本 幸成, 村尾 治彦, 馬場 良二, ほか 言語聴覚研究 11巻 4号、2014、p329–338 PR |
|
忍者ブログ [PR] |