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2015 04,11 22:40 |
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【a000-1】コンピュータ化した改訂トークンテスト(CRTT)の信頼性と妥当性:失語症と健常者での聴理解と読解バージョンの比較
「Reliability and validity of the Computerized Revised Token Test (CRTT): Comparison of reading and listening versions in persons with and without aphasia」 Malcolm R. McNeil, Sheila R. Pratt, Neil Szuminsky, ほか Journal of Speech, Language, and Hearing Research, January 7, 2015. コンピュータで改訂トークンテスト(McNeil & Prescott, 1978)を、1)文、2)自分で操作し1単語ずつ表示させる文、3)自分で操作し1単語ずつ置き換えて表示させる文、の3条件で読解、そして通常の聴覚的理解を実施、30例の失語症者と健常者の差異を調査した、という研究。結果、聴覚的理解と読解に差はみられたものの、読解の3バージョンには健常者も失語症者も成績の差はなく、3バージョンの読解は同じ言語処理システムを使っているのであろう、という結論です。 発想は面白かったと思いますが、特に差はなかったとのことで残念な結果でした。ここで差が出れば新たな練習法の提案ができた筈ですが、目論見は当たりまでんでした。結局、読解は1単語ずつ見ながら情報処理しているので、文で一気に見せられても、1単語ずつ見てもやってることは同じで差はないのだと思います。自分で操作するのがミソですが重要な要素ではありませんでした。視覚的即時記憶に問題があるケースであれば差が出たと思いますが、ケースとしてはまれですから、わざわざこれを導入する意味は薄そうです。 【a000-2】 失語症者における単語ストループ課題中の意図的あるいは反応的抑制 「Intentional and reactive inhibition during spoken-word Stroop task performance in people with aphasia 」 Rebecca Hunting Pompon, Malcolm R. McNeil, Kristie A. ほか Journal of Speech, Language, and Hearing Research, Just Accepted, released February 11, 2015. 【a000-3】ブローカ失語における動詞喚語と文産生のための単語セラピーと文セラピーの比較 「Comparison of single-word therapy versus sentence therapy for verb retrieval and sentence production in Broca’s aphasia 」 Toru Takizawa, Natsumi Nishida, Akito Ikemoto, ほか Aphasiology Vol 29, Issue 2, 2015, p169-194 【a000-4】意識の評価に関する失語症の影響ー横断的研究 「Impact of Aphasia on Consciousness Assessment: A Cross-Sectional Study」 Caroline Schnakers, Helene Bessou, Ilona Rubi-Fessen, ほか Neurorehabil Neural Repair Vol 29, January 2015, p41-47 http://nnr.sagepub.com/content/29/1/41.abstract PR |
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